負担軽減の機能を知ろう

ランドセルに各社色々な負担軽減を考えた機能が搭載されてます。その機能をメーカー別ではなく当店独自の視点で皆さんに判りやすく解説いたします(より詳しい解説は当店メインホームページ並びにYouTubeにて解説してますのでそちらをご確認ください。

◆ ノーマル型 ◆

昔ながらのベルトがリフトアップしていないノーマルセカンを活用した機能。現代のランドセルは大型化してますので、バックレングス(背面長)が子供のレングス(第六頸椎から腰椎)を超えて臀部干渉を起こしてしまいます。そのため臀部を中心軸に後方荷重が非常に強く出てしまい負担が増大します。負担軽減という観点からは当店ではお勧めしない機能になります。

◆ 追従型(ついじゅうがた)◆

セカンのリフトアップ機能を活用し、ベルトを一度垂直に立ち上げてから自重で前方にをフィードし後方負荷を減らそうと考えた負担軽減機能。一般的なウイングセカンを採用した連尺に活用されており多数の製品に活用されてる機能です。また最近ではガジェット機能を搭載したモデルなども出てきており追従型の機能をより友好的に活用できるモデルも登場してます。(頭軸)

【長所】

ソフトベルトのモデルが多くフィーリングが良い・軽量モデルが多い・ガジェット機能を活用することによりフィーリング+αの負担軽減できるモデルもあり。

【短所】

前方フィード力が少し弱く、体に合わないと左右にベルトが流れてしまい肩関節部分まで干渉し後傾荷重が強くなる傾向がある。

◆ おんぶ型・おんぶ型ショートレングス ◆

セカンのリフトアップ機能を活用し、ベルトを前方鎖骨付近にフィードすることにより背中・肩・肩甲骨の3点に支点ポイントを作り後方荷重を抑え負担軽減をする機能。前方へのベルトリフト角を適切にすることにより比較的万能で欠点の少ない負担軽減機能とも言えます。また最近ではガジェット機能を搭載したモデルなども出てきており、おんぶ型の機能をより友好的に活用できるモデルも登場してます。(頭軸)

【長所】

比較的万能で合わせやすく色々なメーカーが出ている・小さなお子さん向けにショートレングス仕様のモデルや背面の揚力を意識した上位機能モデルも多い

【欠点】

反り腰が非常に強いお子さんや骨格により背面揚力がうまく使えず機能が100%活用しきれないお子さんのもあり・同じメーカーでも下記のように見た目には同じでもベルトの放出角が異なるためきちんと適切にそれぞれの製品を個別に見ることが重要。(下記写真参照)

◆ ホールド型・セミホールド型 ◆

追従型、おんぶ型と異なり肩にしっかり載せるという考えではなく背面とベルト平行部で身体に挟み込むことにより頭軸ではなく腰を軸にして負担を減らそうという機能。荷重分散まではいきませんが肩部分は添わせるという考えで追従型・おんぶ型とは全く異なる機能の考え方のモデルになります。(腰軸)

【長所】

身体に合えば一番負担が少なくて済む・肩付近は載せるではなく添わせるという考えのため負荷が少なくタッチ感(フィーリング)が非常に良い・背中の揚力が使いやすく臀部干渉が出にくい

【欠点】

体に合う合わないがはっきりとしている・体に合わないとベルトが流れてしまい負荷が大きくなる・カーブベルト採用モデルが多く肩関節付近にベルトが掛かりやすく合わないと猫背傾向が強く出てしまう

以上のようにランドセルには色々な負担軽減機能が搭載されます。また負担軽減機能に「万能」というのはございません。十人十色というようにお子さんの骨格は同じではありません。ですから先ずは色々なメーカーを試すことが重要です。また展示会やメーカー直販では欠点は言いません。本ページを見てもらえれば判るように赤文字「欠点」を知ることが負担軽減の一番の近道とも言えます。当店では欠点を皆さんに目の前で見てもらいながらランドセルが選べるお店です。是非カタログやSNS情報ではなく来て見て背負ってランドセルを体験して選ぶことをお勧めいたします。

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