4:生地について勉強しよう

ランドセルには色々な生地が使われてます。その代表的な生地を勉強しましょう。尚ここでの注意ポイントは「良い・悪い」という判断ではなく、「普通・良い・より良い」という感覚で一読ください。

◆ 人工皮革

ランドセルの生地の8割が現在は人工皮革になります。人工皮革の特徴は軽量&非常に丈夫で6年間十分にお子さんをサポート素材で人工繊維をベースに5層のミルフィーユ構造をもった素材です(皆さん勘違いしてますが合成皮革(合皮)とは全く違うものです。)また現在国内でランドセル用に使われてる人工皮革は世界5大メーカーと言われてるメーカー。人工皮革というジャンルでは世界的に見ても非常に評価が高いのが日本とも言えます。また、人工皮革にもランクがあり当店では大きく3つに分類しております(国内メーカーでも海外生産生地を利用してるモデルもありますので注意)

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◆ 牛革生地(ボルサ・スムース・ヌメ)

ランドセルには牛革素材を用いたモデルもあります。牛革モデルについては牛床革ではなく銀付きの牛革が使用されてますが一部では銀付きを更に薄くした生地を使われてる所もあります。また牛革にはボルサ・(フィルム種)・スムース(コート種)・素焼調などの種類がありますが取り扱いが楽で簡易メンテナンスで扱いやすいボルサ種が多く使われてます。またボルサについては取り扱い会社によりまちまちで生地自体の厚さを大事にフィルムは薄いのを活用してる所もあれば生地を薄くしてフィルムを厚くして強度を出してる会社あり。中々「良い革」の見分けがつかないというのもあります。

◆ コードバン (馬革)

1頭から2枚しか取れない希少革のコードバン。馬の臀部の内蔵側の表層を使い用いられます。革のダイヤモンドといわれるその素材感は丈夫で非常に美しくメンテンスをすれば30年は使えるといわれてる最高級素材。実際には国内最大手工房でも100本から200本程度しか生産されておらず大変希少性のある生地になります。

以上のようにランドセルには色々素材が活用されてますが生地というのは硬くなればなるほど重くなりますのでランドセルの重量にも影響してきます。そのためフィルムで強度を持たせてるものもありますので天然素材を選ばれるのであればしっかりとした弾力性をチェックするのがポイント。せっかく購入しても表層だけが硬いと冠中間部などで浮きが出たりします。この部分についてはお子さんというより主役はユーザーさんだと思いますがしっかり演出に魅せられず冷静に見抜くことも大事ですので注意してくださいね。

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